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緑内障 人間ドック、見落とす危険 (2/2ページ)

2008.6.18 08:03
このニュースのトピックス病気・医療
診察室で緑内障患者に眼底写真について説明する安達京院長=東京都港区虎ノ門のアイ・ローズクリニック診察室で緑内障患者に眼底写真について説明する安達京院長=東京都港区虎ノ門のアイ・ローズクリニック

 視神経は光を感じる網膜から伸びる120万本の神経線維(せんい)の束で、つぶれた部分の視野は欠け、二度と修復できない。厚生労働省によると、平成14年度に身体障害者手帳を交付された視覚障害者の原因疾患は、緑内障が25%と最多。半面、自覚症状が弱いため、発症者の8割は治療を受けていないという調査資料もある。

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 1日60〜70人の緑内障患者を診療しいる東京・虎ノ門のアイ・ローズクリニック院長、安達京(みさと)さん(46)は「9割以上が正常眼圧緑内障で、すでに視野が3〜5割欠損している症例が多い。高・低血圧や片頭痛、強度近視の人、家族に患者がいる人が多い」という。安達さんは東大医学部の博士論文で、電波を受けていないブラウン管の“砂嵐”画面を見て視野欠損を判定する方法を考案した緑内障の専門医だ。

 「視神経が圧迫状態になっても、視野欠損まで5〜10年かかるので、その前に治療することが大切。ただ、専門医は眼底写真で初期の視神経異常を99%判定できるが、同じ眼科医でも専門医でないと判定率は3割以下に落ちる」と指摘。しかも、一方の目に視野欠損が出ても、もう一方の目で補うため、実際に「見えにくい」と感じたときには、症状はかなり進行しているという。

 治療は点眼、レーザー、手術の3段階あるが「正常眼圧緑内障のほとんどは点眼治療で進行を抑えられる」。そして安達さんは「40歳を過ぎたら眼底検査を受けることが早期発見、早期治療につながる。眼科を選ぶ際は、緑内障治療を標榜(ひょうぼう)しているかどうかを確かめて」とも呼びかけている。

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診察室で緑内障患者に眼底写真について説明する安達京院長=東京都港区虎ノ門のアイ・ローズクリニック
右目の視野欠損(灰色部分の)イメージ【初期】。中央右寄りの点は正常時もある盲点
右目の視野欠損のイメージ【中期】
右目の視野欠損のイメージ【末期】
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