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京大病院が肺移植を再開

2008.6.5 22:08
このニュースのトピックス医療問題
生体肺移植手術に臨む女児(中央)と母親(右手前)=5日、京都市左京区の京都大病院(代表撮影)生体肺移植手術に臨む女児(中央)と母親(右手前)=5日、京都市左京区の京都大病院(代表撮影)

 京都大学付属病院(京都市)は5日、呼吸が困難な閉塞(へいそく)性細気管支炎の女児(6)=中部地方在住=に、30歳代の母親の肺の一部を移植する生体肺移植を実施し、成功したと発表した。同病院の肺移植は平成18年3月、脳死肺移植の患者が死亡した医療事故に伴い中断、原因究明などを経て2年3カ月ぶりに再開した。今後、脳死肺移植再開の態勢も整える。

 発表によると、手術は同日午前10時半過ぎから、呼吸器外科の伊達洋至教授を中心とする移植チームで実施。母親の右肺の下部を切り取り、女児の右肺と取り換え、午後4時過ぎに終了した。6歳児への生体肺移植は、国内では福岡大での4歳児に次いで2番目に若いという。

 女児は約2週間後に人工呼吸器を外し、2カ月以内には退院できる見込みという。

 30歳代の女性患者が死亡した一昨年3月の医療事故後、同病院では学外委員を交えた調査委員会などで原因を調査。移植チームの連携の悪さが明らかになり、岡山大から約100例の肺移植の実績を持つ伊達教授を招き、再開に備えていた。

 記者会見で伊達教授は「難しい手術だったが、移植した肺はよく機能している。移植チームの連携もよく、スムーズな手術だった」と話した。

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生体肺移植手術に臨む女児(中央)と母親(右手前)=5日、京都市左京区の京都大病院(代表撮影)

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