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予防接種 任意でも受けて 水痘、おたふく風邪 発症しても重症化せず (2/2ページ)
このニュースのトピックス:感染症
「予防接種をしていれば、重症化はしません。子供も重症になると水ぶくれが全身に広がり、見るのもかわいそうなほど。決して軽い病気とは限りません。脱水や肺炎、脳炎を併発することもあります」。調査に携わった同センター第3(予防接種)室長の多屋馨子さんは指摘する。
水痘ワクチンを接種すると、20%弱の割合で水痘を発症するものの、発疹(はっしん)の数は少なく、症状の程度も軽い。水痘ワクチンに重大な副反応(作用)はない。
数年ごとに流行するおたふくかぜの場合、同センターの定点調査(18年)では20万人が発症。思春期以降に自然感染すると、睾丸(こうがん)炎や副睾丸炎になる割合が高くなる。治療薬はなく、「腰から下を切り離してほしい」と思うほどの激痛だという。
水痘と同様に1歳からワクチンを接種できるが、接種率は約3割にとどまる。多屋さんは「自然にかかると発症者の10〜20人に1人が無菌性髄膜炎の合併症(頭痛や発熱など)になりますが、予防接種をした場合は数千人に1人。また予防接種では報告例のない難聴も、自然感染では発症者の1000人に1人がなり、両耳の場合は人工内耳での生活を一生、強いられます」と接種をすすめる。
薗部さんが啓発団体を新たに立ち上げたきっかけは、ワクチンで感染症を予防せずに健康を損ねたり、亡くなったりする子供たちを診てきたためだ。
薗部さんは「小児科医の間では、すべてのワクチンの接種が必要だと考える人が9割以上なのに対し、保護者は任意接種のワクチンだと7割程度と低い。会の活動により、この差を埋めたい」と話している。

