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予防接種 任意でも受けて 水痘、おたふく風邪 発症しても重症化せず (1/2ページ)
このニュースのトピックス:感染症
子供の誕生後しばらく、感染症予防のため毎月のように接種するワクチン。予防接種は、百日ぜきなどの定期接種(無料)と、水ぼうそう(水痘)やおたふくかぜなどの任意接種(有料)の2つに分かれているが、保護者は「任意は受けなくてもいい」と考えがちだ。こうした現状に危機感を募らせた小児科医らは、自然罹患(りかん)の怖さと予防接種の正しい知識を普及させようと、新しい組織を立ち上げ活動を始めた。(村島有紀)
4月25日、東京国際フォーラムで、小児科医4人が運営委員となり、「『VPD(ワクチンで防げる病気)を知って、子どもを守ろう。』の会」(www.know−vpd.jp)の設立会見が行われた。目的はワクチンの正しい知識の啓発。
代表で日本赤十字医療センター小児科部長の薗部友良さんは「ワクチン=怖いというイメージを持った保護者がいる。しかし、過去にワクチンによる副作用と報道された事例は、実際にはワクチンが原因だと特定されなかったケースが大半。自然感染する怖さが伝われば、積極的に子供に予防接種を受けさせる保護者が増えるはず」と設立の目的を説明する。
ワクチンを接種するかどうかは一般的に、接種せずに病気にかかったときの重症度▽ワクチンの効果▽地域での流行状況−などを考慮して決める。ただし、たとえば水痘は毎年流行し、少なくとも年間90万人以上が発病しているとみられる。ところが、水痘ワクチンの接種率は約30%にとどまっている。
国立感染症研究所感染症情報センターなどが調査したところ、平成17年の1年間に水痘が原因で入院した人は1276人(回収率37・3%)に上った。このうち約半数は乳幼児だった。

