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「斜視」中高年でも手術で完治 「複視」心配なし 日帰りで2万円台 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:病気・医療
一部で「斜視を放置すると2つの目に入る映像を合致させる両眼視が発達せず、成人になって手術してもモノが二重に見える複視になる」という指摘があるが、石川さんは否定する。「両眼視は脳の後頭葉で機能する。特に外斜視は、大半が斜視側の眼も利き目として視力を使っているので、治療後も脳が順応して複視にはならない。ただ手術直後は、視線を移すと、かすかに残像が出るという人はいる」
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石川さんは同大の板橋、駿河台両病院で斜視をはじめ眼瞼(がんけん)下垂や眼瞼内反症(逆まつげ)などの治療を担当。斜視の手術だけで約500例に上り、うち8割は成人で、この半数以上は50〜70代だ。
「わずかなずれを意識下で正常にしている斜位という症状は、近視のほぼ全員にあるが、加齢で外斜視に進行する場合がある。軽度の外斜視も加齢で重度化する」。このため「孫の“おじいちゃんの目、こわい”の一言がショックで手術を受ける人もいる」。また斜視の子供は、友達からの言葉に傷つくこともある。
斜視治療によって、「仕事で目が疲れなくなった」という会社員はもちろん多いが、「治療の効果はむしろ容貌(ようぼう)のコンプレックス解消など精神的満足の方が大きい」。
「自分の目を人に見られるのがイヤ」と髪で目を隠し、うつむいたまま受診した30代女性は、術後は髪をアップにし、明るく顔を上げて再診に訪れた。
「年齢に関係なく、本人が斜視を負担に思ったときに手術を受ければいい」と石川さんは話している。

