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「斜視」中高年でも手術で完治 「複視」心配なし 日帰りで2万円台 (2/2ページ)

2008.5.8 08:34
このニュースのトピックス病気・医療
斜視の治療について説明する日大医学部眼科の石川弘医師=東京都板橋区斜視の治療について説明する日大医学部眼科の石川弘医師=東京都板橋区

 一部で「斜視を放置すると2つの目に入る映像を合致させる両眼視が発達せず、成人になって手術してもモノが二重に見える複視になる」という指摘があるが、石川さんは否定する。「両眼視は脳の後頭葉で機能する。特に外斜視は、大半が斜視側の眼も利き目として視力を使っているので、治療後も脳が順応して複視にはならない。ただ手術直後は、視線を移すと、かすかに残像が出るという人はいる」

               

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 石川さんは同大の板橋、駿河台両病院で斜視をはじめ眼瞼(がんけん)下垂や眼瞼内反症(逆まつげ)などの治療を担当。斜視の手術だけで約500例に上り、うち8割は成人で、この半数以上は50〜70代だ。

 「わずかなずれを意識下で正常にしている斜位という症状は、近視のほぼ全員にあるが、加齢で外斜視に進行する場合がある。軽度の外斜視も加齢で重度化する」。このため「孫の“おじいちゃんの目、こわい”の一言がショックで手術を受ける人もいる」。また斜視の子供は、友達からの言葉に傷つくこともある。

 斜視治療によって、「仕事で目が疲れなくなった」という会社員はもちろん多いが、「治療の効果はむしろ容貌(ようぼう)のコンプレックス解消など精神的満足の方が大きい」。

 「自分の目を人に見られるのがイヤ」と髪で目を隠し、うつむいたまま受診した30代女性は、術後は髪をアップにし、明るく顔を上げて再診に訪れた。

 「年齢に関係なく、本人が斜視を負担に思ったときに手術を受ければいい」と石川さんは話している。

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斜視の治療について説明する日大医学部眼科の石川弘医師=東京都板橋区
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