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【ゆうゆうLife】医療 闘う女医さん(上)出産、育児 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:病気・医療
■離職させない努力を
医師不足の解消策として、出産、育児などで現場を一時離れた女性医師らの登用が注目されています。厚生労働省も都道府県に、女医さんの復職支援策などを求めています。しかし、厳しい勤務形態で、“男社会”だった医師の世界では、まだまだ模索が続いているようです。(北村理)
午前7時半。「じゃあ、行ってくるね」と、研修医の小林裕子さん(38)は、生後4カ月の長女のほおを軽くつつき、保育所をあとにした。
小林医師は産婦人科医を目指し、信州大学医学部付属病院(長野県松本市)の高度救命救急センターで研修中だ。長女を預けたのは、病院内の認可外保育所。親が病院勤務であることが入所の条件だが、定員はいっぱい。小林さんは、別の女医さんが一時的にあけた枠を、借りるような形で長女を預けた。
職場では、午前8時から症例検討会がスタート。午後6時ごろ、当直への引き継ぎを終える。その後も、同センターに救急搬送されてくる重症患者の対応などに追われる。当直は免除されているが、ほぼ12時間勤務。小林医師は授乳もあり、「平均睡眠時間4〜5時間ほど」という。
この日は、長女の4カ月健診で職場を数時間あけた。救急担当とあって、保健所に健診を早く終えられるよう掛け合ったり、職場に連絡をしたりと落ち着かない様子だった。こうした毎日について、小林医師は「体力的にはつらくないが、職場や家族に負担をかけているのではないかと、頭の中はいつも綱渡り状態。いつまで仕事が続けられるかという不安は絶えずある」ともらす。
夏には研修を終え、産婦人科に入局予定だが、そのころには、保育所を出る約束。代わりの保育所が見つからなければ、「一時、離職することも考えなくてはいけない」という。

