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鳥インフルエンザ(1)なぜ東北に (1/2ページ)
秋田県小坂町の十和田湖畔で見つかったハクチョウ3羽の死骸(しがい)から毒性の強いH5N1型鳥インフルエンザウイルスが検出されたのを受け、秋田県は30日、養鶏業者に対して、感染対策が万全かどうかなどの立ち入り調査を始めた。これまでH5N1型の発生は西日本ばかりだったが、今回は東北地方。環境省も同日、野鳥のウイルスの実態を調べるため、北海道と同湖周辺に職員を派遣。農水省や専門家も「シベリアや中国・東北部から飛来した渡り鳥を介して東日本や北日本にもウイルスが広がるかもしれない」と警戒を強めている。
立ち入り検査は、農水省の要請で行われ、発見場所から半径30キロ以内で1000羽以上を飼育する農場・養鶏場が対象。秋田15カ所と、青森と岩手各県に計56カ所ある。各県によると、30日現在で37カ所の検査が終了、大量死など異常はなかった。1000羽未満の農場も、聞き取り調査などが行っている、大量死などの報告はないという。
H5N1型は平成16〜19年、山口、岡山、大分、熊本、宮崎県と京都、大阪府と、いずれも西日本で確認された。前年の冬に、地理的に近い韓国で流行が確認されており、原因は朝鮮半島から飛来した渡り鳥を介した感染とみられている。

