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【ゆうゆうLife】向き合って 芥川賞作家、医師 南木佳士さん(上) (1/4ページ)

2008.4.24 08:04
このニュースのトピックスメンタルヘルス
インタビューに答える南木佳士さんインタビューに答える南木佳士さん

 ■突然襲った目まいと動悸 息子たちの存在が支えに

 信州の総合病院の勤務医として激務をこなしながら、作家としての地位を築きつつあった若き日の南木佳士さん(56)を鬱病(うつびょう)の影が襲いました。平成2年、芥川賞受賞の翌年でした。長い闘病生活の様子を、南木さんに聞きました。(文・永栄朋子)

 平成2年。38歳の秋でした。朝、いつものように病棟の重症患者さんの様子を見て回り、外来に向かおうとしたら突然、激しい目まいと動悸(どうき)に襲われて。「なんだろう? これは」と。

 少し休んだらよくなるかと、詰め所のベッドで横になりましたが、治らない。むしろ「このまま死んでしまうんじゃないか」といった不安が広がり、涙が出てしまって。

 当時、病院に勤めて13、14年目でしたか。外来を休診にしてもらい、家に逃げ帰ったんです。以来、病棟に向かう階段を上ろうとすると、ドキドキして、上れなくなってしまいました。

 最初は内臓疾患を疑い、勤務先に検査入院しました。異常はなし。でも、どうにも元気が出てこない。生存のはかなさというんでしょうか、そんなものを過剰に意識してしまうんです。それで、先輩医師に「鬱病かもしれない」と言ったら、「あんたみたいな人が鬱病になるわけないじゃない」と、それだけ(笑)。

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インタビューに答える南木佳士さん
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