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【厚労省のカルテ】(4)技官と事務官、くすぶる確執 (1/3ページ)

2008.4.16 11:33
このニュースのトピックス病気・医療

 国家公務員I・II・III種、医系技官、獣医系技官、看護系技官、検疫官、食品衛生監視員…。「中央官庁の中でも最も幅が広いのではないか」。採用担当者が話す通り、厚生労働省職員の採用形態は幅が広い。

 採用担当窓口は一本化されておらず、医者は医者、獣医は獣医、看護師は看護師が採用活動を行う。必然的に、省内には「事務系キャリア」「医系技官」「薬系技官」といった職域勢力が形成されていく。

 それが組織の硬直を招いているのではないか−。過去に厚労省で不祥事や問題が起きるたびに指摘されてきた。象徴が薬務行政の現場だ。

                  ■□■

 3月3日、薬害エイズ事件で最高裁が旧厚生省の松村明仁・生物製剤課長の上告を退け、禁固1年(執行猶予2年)の有罪が確定した。その決定文に役所内の意思疎通不足を指摘するくだりがある。「被告人には、必要に応じて他の部局と協議して所要の措置を執ることを促すなど、薬事行政上必要な対応を図るべき義務があった」

 当時の生物製剤課長は医系技官が歴代の課長に就いてきた。これに対して上司の薬務局長は事務系キャリアの指定ポスト。

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