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【ゆうゆうLife】介護 認知症予防のできる「まち」(下) (3/3ページ)

2008.4.9 08:13
このニュースのトピックスメンタルヘルス
“認知症予備軍”の荒屋敷長治さん(右)に、生活のアドバイスをする金子博純医師=盛岡市“認知症予備軍”の荒屋敷長治さん(右)に、生活のアドバイスをする金子博純医師=盛岡市

 そのうち、「財布を盗まれた」など、認知症の典型的な症状も出始めた。別の病院の精神科に電話をしたが、「専門外」と断られ、その後、たまたま見つけた心療内科でアルツハイマー病と診断された。最初の兆候から約5年がたってしまっていたという。

 認知症の早期発見が進まないため、厚生労働省は平成17年度から、認知症の兆候に気付けるかかりつけ医と、それを支えるサポート医の養成事業を始めた。この結果、認知症を診断できるかかりつけ医は全国に7000人超に、サポート医も約600人に増えた。しかし、川北さんが住む秋田県はこれまで、サポート医を育成してこなかった。自治体の取り組みの差は大きい。

 東京都老人総合研究所の本間昭・参事研究員は「認知症専門医は少なく、かかりつけ医の役割が高まっている。初期の兆候に気付くには、医師も経験が必要。育成には時間がかかるから、自治体は危機意識をもって早めの対策を取るべきだ」と話す。一方で、早期発見には家族の気づきが一番、必要だとも。「認知症の兆候は、診療時だけでは把握できない。同じ話を繰り返すなど、家族も初期のサインを見逃さないようにしてほしい」と話している。

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“認知症予備軍”の荒屋敷長治さん(右)に、生活のアドバイスをする金子博純医師=盛岡市

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