MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

【ゆうゆうLife】介護 認知症予防のできる「まち」(下) (2/3ページ)

2008.4.9 08:13
このニュースのトピックスメンタルヘルス
“認知症予備軍”の荒屋敷長治さん(右)に、生活のアドバイスをする金子博純医師=盛岡市“認知症予備軍”の荒屋敷長治さん(右)に、生活のアドバイスをする金子博純医師=盛岡市

 定期的に診察していれば、認知症と診断されるタイミングがある。その時点でアルツハイマー病の進行を抑える薬、アリセプト(塩酸ドネペジル)を飲み始めれば、発症しても、症状が軽い時期を引き延ばせるという。

                   ◇

 盛岡市医師会が認知症患者の増加に危機感を持ったのは、平成12年の介護保険スタート時。地域の医師から「認知症について知識がなく、患者が増えても対応できない」との声が相次いだからだ。

 手始めに認知症を知るセミナーを開催。15年には、市が行う高齢者基本健診で、かかりつけ医らが中心になり、認知症患者を見つける「もの忘れ検診」を追加。翌年には、かかりつけ医のレベルアップをねらい、もの忘れ相談医の認定を開始した。

 検診開始から5年で認知症患者と予備軍が新たに計238人見つかり、もの忘れ相談医も増えた。同市医師会の担当者は「介護関係者を招いた勉強会などで、かかりつけ医の診療力の底上げを目指しています」と意気込む。

                   ◇

 一方で、明らかな認知症の症状があるのに、「年のせい」とされたり、ほかの病気と間違えられ、認知症が見過ごされるケースも目立つ。

 「医師がもっと早く認知症だと診断してくれていたら…。もっといい過ごし方ができたかもしれません」。秋田県に住む川北マチさん(71)=仮名=は振り返る。

 夫は64歳のとき、車の運転中に突然、道が分からなくなった。普通の状態ではないと感じ、やっとの思いで夫を連れて行った市立病院では、「疲れからくる老人性鬱病(うつびょう)」と診断された。3年間、抗鬱剤を飲み続けたが、症状は悪くなる一方で、通院をやめてしまった。

このニュースの写真

“認知症予備軍”の荒屋敷長治さん(右)に、生活のアドバイスをする金子博純医師=盛岡市

関連トピックス

PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。