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【ゆうゆうLife】介護 認知症予防のできる「まち」(下) (1/3ページ)

2008.4.9 08:13
このニュースのトピックスメンタルヘルス
“認知症予備軍”の荒屋敷長治さん(右)に、生活のアドバイスをする金子博純医師=盛岡市“認知症予備軍”の荒屋敷長治さん(右)に、生活のアドバイスをする金子博純医師=盛岡市

 □気づきの目

 ■カギ握るかかりつけ医

 認知症を発症するまでには、多少の物忘れはあるが、生活には困らない「軽度認知障害(MCI)」と呼ばれる段階があることが最近、注目されています。認知症患者と健康な人の中間に位置する“認知症予備軍”にあたり、予防を意識して生活すれば、発症を防いだり、遅らせたりできるようです。しかし、自治体によって、早期発見の取り組みには差があります。(清水麻子)

 「できる範囲で農作業を手伝ってみましょうか」

 「努力してみます」

 盛岡市で胃腸科内科を開業する金子博純医師が声をかけると、リンゴ農家を営む荒屋敷(あらやしき)長治さん(81)はうなずいた。

 「妻が認知症で家にいるので、私まで認知症になっては…。子供らに迷惑をかけないようにがんばりたい」

 金子医師はもともと、糖尿病が専門だが、「もの忘れ相談医」の肩書も持つ。盛岡市医師会が平成16年、かかりつけ医の認知症診療力を上げようと始めた認定で、市内に現在、45人いる。

 荒屋敷さんは1年前、デイサービスの職員に勧められ、金子医師の元を訪れた。金子医師は医師会の作った認知症の診断シート=図=などを参考に会話を進め、総合判断で荒屋敷さんを軽度認知障害と診断した。専門医での正式な診断を経て、荒屋敷さんは現在、月に一度、金子医師に進行具合などをチェックしてもらっている。

 金子医師は「運動や食事などを心がけてもらい、ご家族には意識的に話しかけるようアドバイスしています。1年前に比べると、会話力などが向上してきました」と話す。

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“認知症予備軍”の荒屋敷長治さん(右)に、生活のアドバイスをする金子博純医師=盛岡市

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