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アスベスト健康被害、2167事業所名公表 (1/3ページ)

2008.3.28 18:01
このニュースのトピックス汚染、公害

 厚生労働省は28日、アスベスト(石綿)が原因で肺がんや中皮腫になり、平成17、18年度に労災やアスベスト健康被害救済法の認定対象となった人が所属していた全国2514カ所の事業所のうち、既公表分や個人事業所を除く2167の事業所名を公表した。

 平成17年にも当時把握していた383カ所の事業所名を公表しているが、以後の追加公表はしてこなかった。約2年半の間に被害認定者が出た企業は5.6倍にもなった。被害者の早期救済につながる可能性がある事業所名公表のあり方をめぐり、議論が起こりそうだ。

 公表は従業員や周辺住民に健康への注意喚起をすると同時に、死亡した被害者の遺族を対象にした救済法の補償請求期限が21年3月末に迫ったことが理由。全国の労働局からの情報をもとに集計した。

 公表されたのは、製造業の工場のように特定の場所で継続的にアスベスト作業が行われていた989事業所、建設業のビル工事のようにアスベスト作業をした現場を持つ1178事業所の名称、被害認定状況、アスベスト取り扱い期間など。

 業種別にみると、建設業54%、製造業35%で、両者で全体の9割を占めた。都道府県別では、大阪(307)、東京(278)、兵庫(198)、神奈川(173)の順で多かった。

 2167事業所では、2488人(肺がん839人、中皮腫1618人、石綿肺31人)のアスベスト被害が認定されている。

 今回事業所名が公表されなかった既公表の企業で17、18年度に認定された被害者数を合わせると、合計で3382人の被害が認定され、うち2201人(65%)が死亡したケースだった。厚労省では今後、今回のリストに載らなかった企業についても、企業別のアスベスト被害の追加認定状況の公表を検討する。

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