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うつぶせ療法に注目 寝たきりの諸症状に効果も (2/2ページ)
このニュースのトピックス:健康・メタボ
福岡県内の病院では、寝たきりでオムツを着けた84人のうち6割が、2〜6週間で自分で排泄ができるようになったという。「寝たきりでオムツを着けると、無口で無表情の仮性認知症になりやすいが、呼吸や排泄などが改善されると笑顔が戻り、発語も増える」と橋爪さん。
内臓の圧迫がなくなるため血行やリンパの流れが良くなり、脳や肺などの血栓予防として寝たきりではない人の健康法としても有効だという。
うつぶせ療法には「決まった作法や用具はない」と大内さん。基本は布団やベッドの上で全身をうつぶせにして、顔を横に向ける。「関節痛などがある人は、横向きに近い半うつぶせにするといい。枕や丸めた毛布などにもたれると楽。脇の下に指3本分の厚さにたたんだタオルを敷くと、下の腕がしびれない」。腰や背中の曲がりが大きい人は「座った状態でテーブルなどに枕を置き、突っ伏すだけでも効果は同じ」という。
注意点は(1)寝返りさせる際はゆっくり。決して勢いをつけない(2)痛がる姿勢は避け、向きを変えたりクッションを入れたりしてリラックスできる体位に(3)初めは痰が大量に出るので、指でかき出してあげる(4)体の前面は床ずれしやすいので、慣れても最長2時間に−。
会員らは各地で講習会を続けており、うつぶせ療法を導入する病院や施設は徐々に増えている。ただ、「看護師が行おうとしても知識のない医師に止められてしまう病院が少なくない」と大内さん。橋爪さんも「家庭では家族に体力がない場合はヘルパーなどに頼むことになるが、介護・看護施設側に理解がないと協力してもらえない」と指摘する。
2人は「費用がかからず、いつどこでもでき、何より患者が楽になるので、介護する側の負担も減る。普及を進め、地域でのネットワーク構築にもつなげたい」と話す。
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うつぶせ療法の問い合わせは大内さん(南横浜病院(電)045・822・6651)。




