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子犬の歯で親の骨を再生 名古屋大教授らが成功
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名古屋大の上田実教授(顎顔面外科)は7日、都内で記者会見し、子犬の乳歯から取り出した、さまざまな細胞に成長する幹細胞を使い、あごの骨を削った親犬の骨を再生することに成功したと発表した。13日から名古屋市で開かれる日本再生医療学会で発表する。
上田教授らは、抜けた子供の乳歯から取り出した幹細胞を保存、高齢になった際の骨折治療などに役立てる「乳歯幹細胞研究バンク」を設立している。教授は「大型の動物で骨の再生に成功したことで、人への応用に近づいた。臨床試験に向けた手続きを進めたい」と話している。
上田教授らは、2歳と生後2週間の犬の親子2組で実験。2匹の子犬の乳歯の歯髄から取り出した幹細胞を培養して増殖させ、骨の細胞に分化させた。これをそれぞれの親犬の血液を濃縮して作った「多血小板血漿(けっしょう)」と混ぜ、親犬の歯の根元にある歯槽骨に開けた直径1センチ、深さ1センチ程度の穴に埋め込んだ。
その結果、4週間後には2組の親犬とも、埋め込んだ部分に骨が出来上がっていたという。今後、骨がどのように再生したかや、骨としての機能などを詳しく調べる。