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【ゆうゆうLife】医療 普及への処方箋 ジェネリック利用の環境整備(下)「おためし」で不安払拭 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:環境・エコ
厚生労働省の調査によると、「基本的にはジェネリックを処方しない」という医師のうち約85%が「品質への疑問」を理由(複数回答)に挙げる。
ジェネリックは安全性や品質が先発薬と同等と見なされた製品が承認される。ただ、主成分以外の添加物や製法が先発薬と違う部分もあるため、医師や患者が効果や副作用の有無に不安を持ち、先発薬からの切り替えが進まないのが現状だ。
1回の医師の処方で、薬を複数回に分けて調剤する「分割調剤」という手法もある。しかし、現在、分割調剤で薬局に保険点数がつくのは「薬の保存性が悪く、一度に多くを調剤できない場合」などに限られている。ジェネリックへの変更目的では認められていない。
厚労省は新年度から、分割調剤が保険点数で評価されるケースを拡大。「患者の同意を得て、短期間、後発医薬品を試せる」場合を盛り込んだ。これによって、ジェネリックは「おためし調剤」が可能になる。
実際に服用することが不安の払拭(ふっしょく)につながったという声は多い。
東京都内の平尾一さん(66)=仮名=は、糖尿病で昨年2月からジェネリックを服用している。主治医からは「完全には信用できないよ」と言われたが、経済的なメリットを優先した。
「飲み始めのころは、めまいなどもあって、副作用かとびくびくした」という平尾さん。それでも飲み続けて約1年が経過。「今はジェネリックに不安はありません。薬代も先発薬よりかなり抑えられていると思います」と話す。

