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【ゆうゆうLife】医療 普及への処方箋 ジェネリック利用の環境整備(上) (1/3ページ)
このニュースのトピックス:環境・エコ
□様式を再改訂
■患者の「勇気」に頼らず調剤
先発医薬品とほぼ同じ成分と薬効を持つ後発医薬品(ジェネリック医薬品)。最近ではテレビCMなどで認知度も進み、使いたいと考える患者も増えてきました。ただ、海外と比べると、普及の度合いは今一つ。厚生労働省は新年度から、処方箋(せん)様式の改訂をさらに進め、普及を後押ししようとしています。(佐久間修志)
「患者さんの薬をジェネリックにするのは、まだまだ大変」
神奈川県相模原市で調剤薬局を経営する薬剤師の小川護さん(49)は、そう感じたことがある。
昨年2月、高齢の女性患者が「脳の薬を、ジェネリックにしたいんですが…」と相談してきた。女性は通院先が閉院。この月から新しい病院で受診したが、「以前の病院ではジェネリックだったのに、新しい病院では先発薬が処方された」という。
現在、院外処方の薬をジェネリックにする場合、医師が処方箋に(1)ジェネリックの特定銘柄を記載する(2)先発薬の銘柄を記載するが、(ジェネリックに)変更可の欄に署名をする(3)薬の成分名(一般名)を記載する−の3通りがある。女性の処方箋は先発薬名が記載され、「変更可」の欄に署名はなかった。
小川さんは「医師に事情を話してお願いしては」とアドバイスしたが、1カ月後、再び薬局を訪れた女性の処方箋は、前回と同じ記載。小川さんが理由を訪ねると、女性は「先生を前にすると、どうしても言えなくて…」という。
結局、小川さんから主治医に事情を伝え、女性は翌月からジェネリックを処方してもらうことができた。小川さんは「話せば最初からジェネリックを処方してもらえたと思います。ただ、患者さんにとっては、やはり話すまでが一大決心なんでしょう」と振り返る。


