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【ゆうゆうLife】医療 病院から在宅へ 動き始めた町医者たち(下) (1/3ページ)
このニュースのトピックス:病気・医療
スムーズな移行 入院中からケア計画
長崎市のドクターネットでは、診療所間の関係を密にすることと同時に、病院から診療所へ患者を誘導したり、在宅医を育成する努力もしています。同ネット創設者のひとり、白髭豊医師は「経験をうまく積み重ねれば、在宅療養の拡大は不可能ではない」といいます。(北村理)
長崎大学医学部・歯学部付属病院の症例検討会。
「このケースは在宅でいけますか? 末期がん患者さんですが」
同大学の緩和ケアチームの看護師、中嶋由紀子さんから、「長崎在宅ドクターネット」の出口雅浩医師に質問が飛ぶ。
「帰宅したいという意思確認ができれば、われわれで受けられます」
ドクターネットでは、出口医師はじめ、3人の医師が市内3つのがん拠点病院の症例検討会に出席し、入院中の患者の在宅療養が可能かどうかを病院側と協議する。
出口医師は「在宅でできると知ってもらえば、病院も早期に患者を離す決断ができる」と話す。送り出す側の長崎大学緩和ケアチームの北條美能留(みのる)医師も「診療所から迎えに来てもらうことで、患者さんにとっては、病院から出されるというイメージが払拭(ふっしょく)され、在宅に移りやすくなる」と利点を挙げる。
検討会は、開業医らが緩和ケアのノウハウを学習する場にもなる。患者情報を共有し、ノウハウを知っていれば、患者の変化も予測でき、緊急時の対応もしやすくなるからだ。
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