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救急医療でもPTSD発症予防が重要
このニュースのトピックス:救急搬送受け入れ問題
救急医療の現場では命を救うことが最優先だが、精神疾患を発症するとけがの回復やリハビリ、社会復帰にも影響しかねない。鬱病(うつびょう)や心的外傷後ストレス障害(PTSD)の予防につながる精神的ケアは、本人や家族のためはもちろん、社会的にも重要だ。
がんの医療では近年、精神腫瘍(しゅよう)学(サイコ・オンコロジー)という分野の研究が盛んになってきた。がんが心に与える影響だけでなく、精神面ががんの症状や経過に与える影響も対象としており、がん医療に精神科医らがかかわる場面も増えてきた。
交通事故でも、体験や記憶が心に少なからず影響を与えることが今回の調査で判明したが、今後、事故後の鬱病やPTSDが、けがの回復やリハビリにどう関係するかの研究も期待される。
研究班によると、交通事故の患者は、全国の救命救急センターに新たに入院する人の1割ほど。ほかの事故や災害に遭った人にも今回と同じような傾向がみられる可能性もある。
PTSDについては1995年の阪神大震災後、取り組みが目立つようになったが、ほかの病気も含めて実態が明らかになれば、医療の進歩につながるだろう。