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ノロウイルスの「胃腸炎」九州で多発 国立感染研
このニュースのトピックス:食中毒
嘔吐(おうと)や下痢を繰り返す感染性胃腸炎の患者報告数が急増していることが、国立感染症研究所の16日までの集計で明らかになった。大半はノロウイルスが原因とみられ、九州地方で特に多い。
感染研によると、報告数は今後さらに増える可能性が高い。予防には流水とせっけんによる手洗いが有効で、患者の嘔吐物や便を適切に処理することも重要だという。
全国約3000の小児科定点医療機関からの報告は、今月2日までの1週間で4万1003人(定点当たり13・6人)で、前週の約1・5倍に増加した。
都道府県別の定点当たり報告数は、長崎の34・7人が最多。大分32・1人、佐賀29・0人、福岡26・7人、熊本26・2人と続き、九州が目立つ。
ノロウイルスは感染力が強く、口から入って腸で増殖、嘔吐や下痢、腹痛などを引き起こす。健康な人は軽症で済むが、子どもや高齢者らは重症化する恐れもある。対症療法しかなく、水分補給で脱水を防ぐことが大事だ。
食品に付着したウイルスによる食中毒に加え、患者の嘔吐物や便に大量に含まれるウイルスが飛沫(ひまつ)となったり、人の手を介したりして感染することもある。消毒には塩素系の漂白剤が効果的。
ノロウイルスは昨年、大規模な流行があり、11、12月の2カ月の患者報告数は過去10年間で最大規模となった。