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「国際外来」 在日外国人200万人時代 「医療通訳」配置し、意思疎通 (1/3ページ)

2007.12.12 08:11
伊藤副院長(右)の言葉を医療通訳(左)が訳してマクギルさん(中央)に伝える伊藤副院長(右)の言葉を医療通訳(左)が訳してマクギルさん(中央)に伝える

 日本で暮らす外国人が200万人を超え、医療の現場では外国人患者とどう意思の疎通を図るかが課題になっている。言葉が十分通じないため、適切な治療を受けられなかったり、医療文化の違いから医師に不信感を抱いたりする外国人患者は少なくない。そんな中、関西国際空港のお膝元に位置する市立泉佐野病院(大阪府泉佐野市)が昨年設置した「国際外来」が注目されている。医療通訳を配置した、全国でも珍しいサービスだ。(伐栗恵子)

 大阪府内在住のカナダ人男性、キャメロン・スコット・マクギルさんは3年半前に来日。日本語での日常会話は問題ないが、病院での診察など専門用語が多い医療面では「言葉の壁」を感じるため、「自分の体のことはきちんと知りたい」と国際外来のある同病院に通院している。

 担当医は国際外来開設の推進役の伊藤守副院長。検査の結果を聞きにきたというこの日は、「みのお英語医療通訳研究会」(大阪府箕面市)の仲田洋子さん(46)=仮名=が通訳についた。

 診察室でマクギルさんと伊藤副院長が向き合い、仲田さんはマクギルさんの斜め後ろに立って、2人の言葉を逐一通訳していく。伊藤副院長が専門用語を使ったときは、細部にわたって徹底して意味を確認する。伊藤副院長もそれを当然のように受け止め、仲田さんに丁寧に説明する。

 「医療は命にかかわることだけに、あいまいな理解が一番怖いですから」と伊藤副院長。2人のやり取りを安心した表情で見つめるマクギルさんは「もし、国際外来がなかったら、カナダに帰国していたと思う」と話す。

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伊藤副院長(右)の言葉を医療通訳(左)が訳してマクギルさん(中央)に伝える
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