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乗ったら吸うな!禁煙包囲網 首都圏タクシー、値上げとダブルパンチ (3/3ページ)
このニュースのトピックス:タバコ
≪「空間探し」は切実≫
たばこを吸える「空間探し」は切実だ。東京都千代田区の小さな公園の一角に、灰皿スタンドが5つ。平日の昼下がり、10人近い男女がたばこをくゆらせていた。JTと区が共同で設置した屋外分煙スペースだ。
「外で吸える場所がなかなかなくて。もっと確保してほしい」と漏らすワイシャツ姿の男性会社員(47)は、製造業の会社から近いため、1日に4、5回は来るという。
千代田区は屋外全域で歩きたばこが禁止され、6割が路上禁煙区域で携帯灰皿を持っていても吸えない。違反すると2000円の徴収。全国で初めて過料を規定した区生活環境条例が14年に施行されて以来、徴収は約3万8000件に上る。
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■喫煙人口は2700万人
禁煙補助剤「ニコレット」の製造販売元のジョンソン・エンド・ジョンソンは、禁煙化の流れを歓迎する。マーケティング担当の坂本尚也さんは「昨年7月のたばこ税増税に比べてタクシー禁煙化の影響は小さいが、神奈川で実施された今年7月、関東は前年同月比の5%増と売り上げを伸ばした」と説明する。
東京都渋谷区の「たばこと塩の博物館」では“古き良きころ”を味わえる。耳にたばこをはさんだ鉢巻きおじさんの写真とキャッチコピー「今日も元気だ たばこがうまい!」。JTの前身、日本専売公社が昭和32年に作った「いこい」のポスターだ。喫煙率は年々下がっているとはいえ、昨年の喫煙人口は、推計約2700万人(JT調べ)。