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乗ったら吸うな!禁煙包囲網 首都圏タクシー、値上げとダブルパンチ (2/3ページ)
このニュースのトピックス:タバコ
≪喫煙OKで差別化≫
全国乗用自動車連合会によると、首都圏で全面禁煙化を実施したのは、神奈川、静岡、千葉の3県。7月に先陣を切った神奈川県だが、県タクシー協会(加盟192社)の一員ではない横浜中央交通は、喫煙できることで差別化を図る。
「関内など駅前からワンメーターの範囲で一服したがる女性が目立つ。歩きたばこもできずつらい気持ちはよくわかるので、喫煙者の気持ちを尊重した。あんどん(屋根の会社マーク)を見てわざわざ選んでくれる客も出てきた」と同社。
東京では、法人タクシー約3万4000台を抱える東旅協に同調する形で、都個人タクシー協会も11月に禁煙化を決定した。同協会の前田昭吉専務理事は「首都圏で禁煙包囲網ができてしまった」という。時勢に逆らえない状況だが、乗務員の心境は複雑だ。
個人タクシーの男性運転手(64)は30歳でたばこをやめており、禁煙を歓迎するが、「個タク仲間の1割は『吸いたい客には吸わせる』と言っている」と明かす。
東旅協が全面禁煙を8月に発表した直前、日本たばこ産業(JT)から「決定を思いとどまれないか」と連絡があったという。JTは取材に「たばこを楽しめる空間が減るのは残念」としながらも、「どうすればにおいが残らないか内装の改良を研究中」としている。