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【体の悩み 聞いて効く】咳喘息 気管支喘息と同じ治療必要
このニュースのトピックス:健康・メタボ
風邪が長引いているのか、咳(せき)が止まらず、すでに3週間近くたちます。夜も眠れず、体力の消耗も激しくて困っています。病院で診察を受けたところ、咳喘息(ぜんそく)の可能性があると言われました。どういう病気なのか、治療法と合わせて教えてください。(大阪府 37歳女性)
一般的に喘息というと、“ゼーゼー”“ヒューヒュー”という喘鳴(ぜんめい)(気道から発する雑音)や息切れがあることがよく知られていますが、長い間、咳だけの症状が続くタイプもあります。この場合、喘息特有の症状はありませんが、詳しい検査をすると喘息の特徴によく似ている点が多く、「咳喘息」と呼ばれ、将来、本当の喘息になっていくと考えられています。
咳喘息は乳児から高齢者まで各年齢層にみられ、男女間での発症頻度にもほとんど差はありません。長い間、咳が続く人の中にかなり多くいるといわれますが、患者さんの多くはアレルギーの病気になったことがあったり、アレルギーの病気を持つ血縁者がいる方です。
症状として多くの場合、夜間や明け方に咳が出ます。春や秋などの季節の変わり目や風邪をひいたとき、運動、寒気などでも咳が引き起こされます。気管支喘息と同じように気道の過敏性が高くなるのが特徴で、咳の続く期間は数週間から10年を超える例までさまざまです。
治療としては咳止め薬はほとんど効果がなく、吸入ステロイド薬、気管支拡張薬、ロイコトリエン拮抗薬を使うなど気管支喘息と同じ治療が必要です。
咳喘息のほかに同じような慢性の咳を認める病気には、アトピー咳嗽(がいそう)、慢性気管支炎、胃食道逆流症による咳、咽頭アレルギーなどがあります。
(近畿大学医学部呼吸器・アレルギー内科教授 東田有智)