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モーストリー・クラシック8月号 クラシックの華 ピアノ協奏曲特集
指揮者のタクトで、ピアニストの指が鍵盤の上を転がり出す。バックのオーケストラが流麗なメロディーを奏で、ピアノとオーケストラが会話するように音楽が続く--ピアノ協奏曲はクラシックの華やかさを象徴する。モーストリー・クラシック8月号は「クラシックの華 ピアノ協奏曲」を特集している。
バイオリン協奏曲、フルート協奏曲、クラリネット協奏曲など協奏曲(コンチェルト)の種類はたくさんある。特にバロック音楽の時代には協奏曲は「創作の実験場」で、さまざまな曲が作られた。
「19世紀においてピアノやバイオリンのヴィルトゥオーソ(達人)の技巧を華々しく披瀝(ひれき)する場が協奏曲であった。単に技巧の披瀝にとどまらず、新しい表現の開拓が積極的に試みられた」と西原稔・桐朋学園大学教授。
19世紀は、ショパンやシューマン、ブラームスにチャイコフスキーなど、今日も演奏されるピアノ協奏曲が数多く生まれた。
ピアニストに好きなピアノ協奏曲を3曲あげてもらった。仲道郁代がベスト3に選んだのはモーツァルトのピアノ協奏曲第23番、ベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、ショパンのピアノ協奏曲第1番。
仲道は「モーツァルトは“至福のコンチェルト”。オーケストラの各声部との有機的なつながりが美しい。ベートーベンはまさに“ピアノ協奏曲のエンペラー”。ピアノとオーケストラがモチーフを介してつながり、ピアノを核にして立派な建造物を作り上げるかのようです。ロマン派以降のピアノ協奏曲は、オーケストラと対抗して楽器に負担がかかるようになりましたが、ショパンはあくまでピアノの魅力を自然に引き出すコンチェルトを作りました」と説明する。
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