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60年ぶり再会「運命のピアノ」 坂本龍一氏の恩師が「命」吹き込む (1/3ページ)
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昭和初期に山梨県甲斐市大垈(おおぬた)の市立双葉東小学校に贈られた「根津ピアノ」の音色を復活させようと、調律や外装などをボランティアで修復した聖徳大音楽学部講師の白砂昭一さん(80)=同県北杜市白州町出身=が同小を訪れ、児童や教職員らの前で、復活なったピアノの音色を優しく響かせた。音響学が専門の白砂さんは音楽家、坂本龍一氏の東京芸大時代の恩師の一人で、60年前にこのピアノと出会い、音楽の道を志した。自身にとっての「運命のピアノ」を弾きながら、「60年を経た再会がかなった。触れて声をかけてやればピアノは喜びます」と子供たちにメッセージを送った。
白砂さんは戦後まもなく、双葉東小の前身の登美村立登美小に併設された登美中学校に代用教員の英語・数学講師として採用。毎日、このピアノと会話するように熱心に練習を重ね、東京芸大に進んだ。
“再会”がかなったきっかけは、双葉東小の同窓会報を作る際、根津ピアノを弾いた歴代の先生を探そうという話が持ち上がったこと。
昨年暮れ、東京都内に住む白砂さんの元に連絡が入り、「ほこりは多少かぶっていたが、ピアノは私を待っていてくれた。残りの人生をかけて元気な姿に修復しよう」と決心する。










