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久石譲さんが紫綬褒章受章 「今後への励ましと思って」

2009.11.8 09:39
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作曲者の久石譲氏=27日午後、東京都港区赤坂(荻窪佳撮影)*作曲者の久石譲氏=27日午後、東京都港区赤坂(荻窪佳撮影)*

 長年、作曲家としてジャンルにこだわらず活躍してきた久石譲さん(58)が紫綬褒章を受章し、本紙インタビューに喜びを語った。

 「やってきた仕事は道半ばだと思っています。今後への励ましの受章と受け止めたい」

 控えめに語る久石さんは国立音楽大学在学中、最小限の音型を繰り返す音楽「ミニマルミュージック」に興味を持ち、現代音楽の作曲家として出発。その後は映画音楽やCMソングなどジャンルにとらわれずに曲を発表、独自のスタイルを確立した。

 最も思い出に残るのは宮崎駿監督のアニメ「風の谷のナウシカ」(昭和59年)だという。この作品の音楽で一躍脚光を浴び、以降、「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」「崖の上のポニョ」と、宮崎アニメに欠かせない存在となった。

 「絶えず(宮崎作品に)ふさわしい曲が書けなければいけない。それがいろんな意味で評価されたのではないかと思います」と受章理由を冷静に分析。他の作曲家に勝る点を問われると、「思っていても言えませんよ」と苦笑したあとで、「努力はしていると思います」とつぶやいた。

 音楽を担当した映画には、北野武監督の「HANA−BI」や滝田洋二郎監督の「おくりびと」など日本を代表する名作が並ぶ。「映像に寄りすぎず離れすぎずに貢献するのを大切にしてきた」という。

 今年は指揮者としても本格的な活動を開始。現代音楽家の視点でとらえたクラシックコンサートは幅広い層の支持を受けている。

 「『音楽をわかった』なんて一生言えないけれど、理解できる人間にはなりたい。書けないという挫折は1日に3回くらいあるけれど、作曲家をやめたいと思ったことはありません」(竹中文)

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作曲者の久石譲氏=27日午後、東京都港区赤坂(荻窪佳撮影)*

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