ニュース:エンタメ RSS feed
ビクター売却報道で音楽業界激震 所属アーティストは… (1/2ページ)
■「有名」争奪戦の一方、「無名」淘汰も?
4日に明らかになったJVC・ケンウッド・ホールディングスが音楽事業部門のビクターエンタテインメントの売却を検討しているというニュースは、音楽業界に衝撃をもたらした。ビクターにはサザンオールスターズやSMAPなど人気アーティストが数多く所属しているが、売却によって彼らの去就はどうなるのか。逆に売れない歌手の運命は? 景気低迷やネット配信の拡大などでCDの売れ行きが低迷する中、業界全体が岐路に立たされている。
報道では売却先としてゲームソフト大手のコナミの名前が挙がっているが、JVC・ケンウッド・ホールディングスは「報道されたような事実はありません」とのコメントを発表した。
ビクターエンタテインメントは、約150組のアーティストとCDなどの音楽ソフトをリリースする契約を結んでいる。ホールディングスの広報担当者は「仮定の話には何とも申し上げられないが、もし売却となってもそのまま引き継がれるかもしれないし、契約を見直すアーティストも出てくるかもしれない」と困惑する。
ある音楽業界の関係者は「アメリカではこうした売却は頻繁に起こるが、所属アーティストがごっそり抜けたという話は聞いたことがない。ただ、こうしたときに問題となるのは原盤権。これを誰が保持しているかで大きく事情が変わってくる」と話す。
原盤権とは、CDなどを出すときに音源を使うことができる権利のことで、レコード(音楽ソフト)会社に限らず、アーティストやその所属事務所、音楽出版社などが持っている場合もある。今回のビクターのケースでも、個々のアーティスト、作品によって異なるはずだという。
業界再編としては、最近ではソニー・ミュージックエンタテインメントとBMGの合併のケースがある。「BMGには小田和正やスキマスイッチなどが所属していたが、所属アーティストのレーベルなどの名称は段階的に変化していった。制作スタッフはほとんどが残ったが、営業などでは解雇された人も多かったと聞いている」という。

