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委嘱作品のみでリサイタル マリンバの名倉誠人 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:クラシック
ニューヨーク在住のマリンバ奏者、名倉誠人(なくら・まこと)が11月7日午後2時半から、東京・代々木公園の白寿ホールで全曲が委嘱作品によるリサイタルを行う。
マリンバはたたき方、使用するバチの材質や形状の違いなどでさまざまな音色を奏でる大型の木琴。神戸生まれの名倉は武蔵野音楽大で学んだ後、米国に渡り、若手の登竜門として名高いヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションにマリンバ奏者として初めて優勝した逸材だ。
「子どものころ、マリンバが生み出す不思議な音色にひきこまれ、今まで走ってきました温かみのある響きは、木でできたマリンバが木の歌を奏でているようです」と名倉。今回は「森と木の音楽」とタイトルしたリサイタルの2回目だが、「マリンバに森と木について語らせることで、私たちを取り巻く自然環境にも思いをはせてほしい」と力がこもる。
「音楽は作曲家が五線紙の上に書き留めて作品として生まれますが、その瞬間に演奏する人間が必要となり、作曲家と演奏家というつながりが生まれます。そして演奏は、聴衆がいて初めて成立するものであり、演奏という行為を聴衆と共有することで音楽作品は社会のものへと成長します。さらに、それを繰り返すことで、人類の財産になっていくのです」
そう語る名倉は、マリンバのための新作の委嘱を早くから始め、数多くの世界初演を行ってレパートリーの拡大を行ってきた。「僕のために書かれた作品によって文化の未来を開く第一歩になれば。委嘱と演奏を通して友情の輪が広がっていくのです」という。
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