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【舞台通信】ピアニスト・高橋アキ 現代にも響く交錯の思い (1/2ページ)
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武満徹、ジョン・ケージ、ヤニス・クセナキスに、現代ドイツを代表するモートン・フェルドマンらと強い信頼関係を持ち、同時代を生き、時代の先頭を行く作曲家たちと向き合い続けてきた。現代の音楽に深い理解と愛情を注ぐ高橋アキは、作品の核心をその精巧なピアノの響きですくい上げる。(谷口康雄)
「どんなに作曲技術が進歩し、人間離れしたかのような演奏技術を要求しようと、音楽の中には作曲家の強い思いが存在し、そのドラマ性を深く掘り下げたいと考えてきました」
作曲家が揺るぎない信念と勇気をもって、音楽の新しい可能性を探る活動をともにしてきた。「初めて現代作曲家の作品を演奏したのは東京芸術大1年の時。同級生の池辺晋一郎さんの作品でした」と振り返るが、サティやピアソラ、ビートルズのナンバーでも独自の世界を築き、近年はショパンなどにも味わい深い演奏を聴かせる。
中でもシューベルトは「音楽の独自性、精神性など、自分だけの世界を築き上げようと革新的。終わることのないような長い旋律、独特の和音の使い方、既成の概念にとらわれない構築性は、親しく共同作業を続けている現代の作曲家の精神と全く同じものがある」と指摘する。
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