MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

ニュース: エンタメ 芸能界マスコミ音楽ゲーム・コミック写真RSS feed

【オペラ劇場】サントリーホール「ドン・ジョヴァンニ」 禁欲的な舞台に好色男のてんまつ (2/2ページ)

2009.4.11 18:00
このニュースのトピックスクラシック
〈第1幕〉ドン・ジョヴァンニは従者のレポレッロに見張りをさせ、騎士長の娘ドンナ・アンナの部屋に忍び込み、てごめにする。騒ぎを聞いて騎士長が駆け付けるが、ジョヴァンニと決闘になり、刺し殺される。父の死をみたアンナは、婚約者のドン・オッターヴィオとともに復讐を誓う(写真提供・サントリーホール)〈第1幕〉ドン・ジョヴァンニは従者のレポレッロに見張りをさせ、騎士長の娘ドンナ・アンナの部屋に忍び込み、てごめにする。騒ぎを聞いて騎士長が駆け付けるが、ジョヴァンニと決闘になり、刺し殺される。父の死をみたアンナは、婚約者のドン・オッターヴィオとともに復讐を誓う(写真提供・サントリーホール)

 赤い幕が上がると、「モラルが崩壊した世界の象徴」として、崩れたがれきの様子を表現したという舞台が姿を現す。後方にはオーケストラが、でんと構え、その周囲を板片のような足場が取り囲む。

 目立った大道具としては、晩餐(ばんさん)会のダイニングテーブルにも、坂道にも変わる長机と、いくつかのイスや木箱があるぐらい。禁欲的なまでに殺風景。主人公とは対照的だ。

 しかし、それがかえって登場人物の歌声やコミカルな演技、さらに唯一の舞台装置ともいうべき中央のリフトをより効果的にみせる。オーケストラの躍動感のある響き、指揮のニコラ・ルイゾッティが奏でるフォルテピアノも物語に瀟洒(しょうしゃ)な彩りを添えていた。

〈ホール・オペラ モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」〉4月5、8、11日、サントリーホール(東京)

 演出:ガブリエーレ・ラヴィア、指揮&フォルテピアノ:ニコラ・ルイゾッティ、管弦楽:東京交響楽団

 《主な出演者》ドン・ジョヴァンニ:マルクス・ヴェルバ、騎士長:エンツォ・カプアノ、ドンナ・アンナ:セレーナ・ファルノッキア、ドン・オッターヴィオ:ブラゴイ・ナコスキ、ドンナ・エルヴィーラ:増田朋子、レポレッロ:マルコ・ヴィンコ、マゼット:ディヤン・ヴァチコフ、ツェルリーナ:ダヴィニア・ロドリゲス

このニュースの写真

〈第1幕〉ドン・ジョヴァンニは従者のレポレッロに見張りをさせ、騎士長の娘ドンナ・アンナの部屋に忍び込み、てごめにする。騒ぎを聞いて騎士長が駆け付けるが、ジョヴァンニと決闘になり、刺し殺される。父の死をみたアンナは、婚約者のドン・オッターヴィオとともに復讐を誓う(写真提供・サントリーホール)
〈第1幕〉自分を捨てたジョヴァンニを探してやってきた貴婦人ドンナ・エルヴィーラ。だがせっかく見つけたジョヴァンニは逃げられる。従者のレポレッロはエルヴィーラにジョバンニが手を付けた2000人以上の女性のカタログをみせ、あきらめるよう勧める(写真提供・サントリーホール)
〈第1幕〉村人たちの前で幸せな結婚式を挙げる村娘ツェルリーナとマゼット。だが通りかかったジョヴァンニがツェルニーナを見そめ、ツェルニーナを巧みに誘惑する。悩みながらも陥落しかけるツェルニーナ。だが、駆け付けたエルヴィーラからジョヴァンニの本性を知らされ、その場を立ち去る(写真提供・サントリーホール)
〈第1幕〉村人たちを招待して屋敷で宴会を開いたジョヴァンニは、1晩で“手を付けた女性カタログ”に10人増やすと宣言。レポレッロに花婿マゼットの相手をさせ、ツェルニーナを強引に連れ出す。だがツェルニーナが叫び声を上げたため村人やマゼットたちが駆け付け、詰問される。誘惑に失敗したジョヴァンニはレポレッロに罪をなすりつけて逃亡する(写真提供・サントリーホール)
〈第2幕〉ジョヴァンニはエルヴィーラの美しい女中にも手を出そうとたくらみ、レポレッロと服を取り替える。そこへマゼットと村人たちが「ジョヴァンニをこらしめる」と押し寄せる。ジョヴァンニはレポレッロのふりをしてマゼットをだまし、痛めつける。苦痛にうめくマゼットのもとへ駆け付けるツェルリーナ。ジョヴァンニの誘惑をきっかけにケンカしていた2人だが、ツェルリーナの優しい介抱で仲直りする(写真提供・サントリーホール)
〈第2幕〉ジョヴァンニの代わりにエルヴィーラの相手をつとめたレポレッロだが、アンナとオッターヴィオ、マゼットとツェルリーナに出くわし、捕まえられる。ジョヴァンニのふりをしていたことを白状し、命ごいをするレポレッロは、すきをみて逃げ出す(写真提供・サントリーホール)
〈第2幕〉再びジョヴァンニのひどい裏切りに遭いながらも、まだ愛を捨てられないエルヴィーラ(写真提供・サントリーホール)
〈第2幕〉墓地に据えられた騎士長の石像。ジョヴァンニとレポレッロが真夜中に落ち合うと、不気味な声が響く。恐れおののくレポレッロだが、不敵なジョヴァンニは石像を晩餐(ばんさん)に招待、石像も承諾する(写真提供・サントリーホール)
〈第2幕〉本当に自宅を訪れた騎士長の石像が、ジョヴァンニに改心を求める。だが、ジョバンニはこれを拒否する。石像は「晩餐の招待に応じたのだから、お前も私の晩餐に来い」と迫り、ついにジョヴァンニは地獄へ連れ去られる(写真提供・サントリーホール)
〈第2幕〉ジョヴァンニを捕まえようと屋敷へやってきたアンナら5人。だがジョヴァンニが地獄へ連れ去られたのを知り、「悪いことをする者は罰を受ける」と歌い上げ、物語は大円団を迎える。レポレッロは舞台後ろの道を歩いてトボトボ引き揚げる(写真提供・サントリーホール)
[PR]
[PR]
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2009 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。