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【インタビュー】エンヤ 最新アルバムリリース、3年ぶり来日 (1/2ページ)
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■良い音楽に近道はない
もう約20年も前になるが、初めて聞いた時の衝撃は今も脳裏に焼き付いている。欧州の宮廷音楽を思わせるメロディーと荘厳(そうごん)で神秘的な雰囲気のサウンド。そして聞き手を温かく包み込むような歌声。クラシック音楽でもポップスでも、単なるケルト音楽でもなく、当時大ブームだったワールド・ミュージックでもないジャンル分け不可能な楽曲…。
しかし、最も驚かされたのは、気の遠くなるような手間と時間をかけ、肉声を幾重にも重ねた特異なボーカル・スタイルだった。
その楽曲「オリノコ・フロウ」を久しぶりに真剣に聞いた。歌っている当人が最新アルバム「雪と氷の旋律」を引っさげ約3年ぶりに来日し、取材することになったからだが、最新アルバムを聞く前に聞いた彼女の原点「オリノコ・フロウ」に再び驚かされた。楽曲作りに対するアプローチが古びるどころか、今や時代の最先端に位置していることが分かったからだ。
◇
聞きたいことは山のようにあるが、まずは最新アルバムの話から。
「もともとクリスマスのスタンダード曲が中心のクリスマス・アルバムを作る予定だったのですが、作業が進むにつれ新曲のアイデアも浮かび、冬という大きなテーマが浮かんだので、こういう作品になりました」
説明通り、本作では人生を列車の旅に例えた最新シングル「ウィンター・レイン」をはじめ「オー・カム・オー・カム・エマニュエル(賛美歌)」、ゲール語で歌った「イーハ・ヒューイン(きよしこの夜)」など、冬のイメージを想起させる楽曲がそろっている。北欧のケルト神話やアイルランドの大自然などが題材の初期の作風と、自身の人生や恋愛・死生観などを色濃く反映した後期の作風がバランスよく混在する。
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