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【私のイチバン!!】たばこ 作曲家、ピアニスト ファジル・サイ (1/3ページ)
このニュースのトピックス:クラシック
■好きであること大切に
一切の既成概念から解き放たれた自由な発想から、音楽を奏でるたびに“事件”を巻き起こす。クラシックにジャズ、自らの血に流れるトルコの音楽を包括して、これまで誰も感じることのできなかった世界を生み出してきた。音楽の創造に果てしない冒険を繰り広げる風雲児がこよなく愛するのは、たばこ。昨今はうとまれがちな存在だが、音楽の誕生には欠かせないという。(谷口康雄)
「日本に到着して3日ほど、実はたばこをやめてみたんです。特に理由はありません。長く飛行機に乗っている間、たばこが吸えないことは苦痛ではなかったし、いろいろとパッケージにも記されているように、少し控えてみるのもいいのかなと思ったんです」
野性的な粗暴ささえはらんだ巨大で極色彩のストラビンスキー「春の祭典」を、たった1台のピアノで、多重録音を駆使しながら構築して世界を驚愕(きょうがく)させた。そんな偉才は、自身のことを語るときはいつも、はにかんだ表情を見せる。にっこり笑ってポケットから取り出したのは、やはり、たばこだった。
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