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【海峡を越えて】埋もれた日韓歌謡史(5)吹込台帳が語る舞台裏 (1/3ページ)
大阪府吹田市の国立民族学博物館(民博)。日本コロムビア(現・コロムビアミュージックエンタテインメント)が戦前、戦中に朝鮮半島や台湾、中国に向けて作ったSPレコードの音源である金属原盤6800枚を保管する。
「さすがに原盤から録った音は違う」。在日韓国人二世で韓国大衆音楽研究家の朴燦鎬(パクチャンホ)はその複製テープを試聴し感嘆の声を上げた。1934(昭和9)年にヒットした金駿泳(キムジュンヨン)作曲の「處女総角」。韓国大衆歌謡のレコードを聴いて育った朴燦鎬にとっては聴き慣れた曲だった。
コロムビアから寄贈されて四半世紀。5年前に民博准教授の福岡正太らが光を当てた。「私はインドネシアの民族音楽が専門ですが、資料の希少価値はわかっていた」
コロムビア社内に残る資料の分析・照合に時間を費やし、今年3月、「朝鮮編」のデータベースが完成した。
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