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津軽三味線 若手が相次ぎ意欲作
若手の津軽三味線奏者2人が相次いで意欲作を発表した。最新アルバム「AGATSUMA PLAYS STANDARDS」をリリースした上妻宏光(あがつま・ひろみつ)(35)と、ミニアルバム「初恋草」を発売した高橋孝。それぞれ異なるアプローチで和楽器の可能性を模索している。
上妻は今回、スティングの「フラジャイル」やYMOの「テクノポリス」といった有名曲に挑んでいるが「三味線の演奏をより多くの人に知ってもらうために制作した」と振り返る。
収録された11曲は好きな曲を各ジャンルから選んだ。「アコースティックな音色と打ち込みの世界をどうアレンジするかで苦労したが、オリジナルを忠実に再現すべく、ボーカリストの歌い回しに近い演奏を心がけた」
平成13年にプロデビュー。14年には米国東海岸、17年には欧州で公演ツアーを展開するなど、国際的に活躍している。今回の収録で「日本の伝統楽器と西洋の楽器とのアンサンブルを追究する中で、自身のカラーが見えてきた」と話す。現在、全国公演ツアー中だ。
一方、三味線とともに歌もこなす高橋は13年、小椋佳が手がけたオリジナルミュージカルへのゲスト出演を機に“和”を強く意識させるこぶしをいかした歌唱法で人気を獲得した。
今回の作品は、これまでの持ち味を残しつつ「歌詞の意味をより重視し、無理なこぶしは回していません。小椋さんのようにソフトな歌い方をお手本にしました」と明かす。
12月9、10日にはBunkamuraオーチャードホールで開かれる小椋の公演にゲスト出演する。
「ライブは生ものなので、一回一回出来が違う。そんな生の良さをいかしたステージをめざしています」と話している。(岡田敏一)
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