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【音楽】ロッシーニ・オペラ・フェスティバル 今秋、待望の初来日公演 (1/2ページ)

2008.8.31 08:52
このニュースのトピックスクラシック
ペーサロ「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」「マホメット?U世」 (Studio Amati Bacciard撮影)ペーサロ「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」「マホメット?U世」 (Studio Amati Bacciard撮影)

 イタリア・オペラの代表的な作曲家として知られるロッシーニ。その生地であるイタリア中部の街ペーザロで行われている「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」は、質の高い歌劇の上演で世界の音楽ファンから注目されている。今年もロッシーニが、自作を指揮してこけら落としを行ったテアトロ・ロッシーニと、郊外のアドリアティック・アレーナの2つの会場で、8月9日から23日まで、オペラと演奏会が22公演行われた。その注目の音楽祭は、11月に待望の初来日公演を行う。(平末広)

 今年の話題は、「マホメットII世」と「エルミオーネ」という2つのオペラの新演出上演。ロッシーニといえば、「セビリアの理髪師」などのオペラ・ブッファ(喜劇オペラ)が知られるが、この2本はオペラ・セリア(正歌劇)と呼ばれる、ギリシャ神話や歴史的な出来事を扱った、シリアスなオペラだ。

 「マホメットII世」には、ダニエラ・バルチェッローナ、ミケーレ・ペルトゥージ、「エルミオーネ」では、アントニーノ・シラグーザ、グレゴリー・クンデらロッシーニを得意とする歌手が出演した。

 その精鋭たちが、「マホメットII世」では敵対する指導者を愛した女性の悲劇を、「エルミオーネ」では婚約者に裏切られた女性の復讐(ふくしゅう)という、劇的な世界を表現して観客から大きな拍手を浴びた。

 これらのオペラ・セリアは、作曲家の生前はイタリア、パリ、ウィーンなどで人気を博したが、1868年の作曲家の死とともに上演も少なくなり、忘れ去られていた。1970年代になって、その魅力を再発見したロッシーニ研究家で指揮者のアルベルト・ゼッダ(現在は音楽祭芸術監督)の要請で、ペーザロにあるロッシーニ財団が新校訂版の楽譜の出版を開始。80年からは、それによるオペラ上演を核にした「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」が始まり、クラウディオ・アバドら世界的な指揮者が客演し注目されるようになった。

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ペーサロ「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」「マホメット?U世」 (Studio Amati Bacciard撮影)
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