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【インタビュー】一青窈さん初の単行本 いつか歌に…詩の数々 (1/2ページ)
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「もらい泣き」や「ハナミズキ」などのヒット曲を送り続けている歌手、一青窈さんの著書『明日の言付け』(河出書房新社)が話題を呼んでいる。家族のこと、歌の背景などをつづったエッセーや詩を収めた初の単行本だ。(堀晃和)
1章はエッセーと詩を組み合わせた歳時記、「恋愛座」と題した2章では21本の詩を載せた。3章はヒット曲の歌詞など18本を挙げ、そこに込めた思いや歌詞が生まれる背景をつづっている。実にサービス精神にあふれた構成だ。「私が飽きっぽいので、全部詩とかよりは、どこを切っても楽しめる方がいいかなって」と、いたずらっぽく笑う。
実は、コンサートで歌い始めるまでのMCが、このスタイルなのだという。「最初はしゃべっているんですけど、そのうちエッセーや散文詩のようになって。本を書くような感じなんです。エッセーで日常を、散文詩でキーワードをにおわせながら歌に入ると、歌の中で自分がまいた種が花開くんです」
ヒット曲にまつわるエピソードが胸を打つ。デビュー曲の「もらい泣き」は、「失恋した私を支えてくれたのも友でした 彼女は私の横で ただ黙ってぽろぽろと泣きました。私が泣いたのが先だったのか それとももらい泣きだったのか」(本書より)
「ハナミズキ」では、東京市長だった尾崎行雄がアメリカの大統領に桜を贈り、その返礼がこれだったことに触れ、尾崎の孫娘からツアー中に、「人生の本舞台は常に将来に在り」という祖父の言葉を記した色紙をもらったことを書いた。


