ニュース: エンタメ RSS feed
【街物語】恩師が語るサザンオールスターズ誕生の秘話 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:街物語
デビューから30周年。桑田の知人たちは、サザンがヒットしたことを「意外だった」と口をそろえる。
デビュー曲「勝手にシンドバッド」が売り出される前に、桑田は歌詞を見せにきた。
♪ラララ…砂まじりの茅ケ崎 人も波も消えて 夏の日の思い出は ちょいと瞳の中に消えたほどに〜
意味不明の歌詞。小林は「みんな『なんだこりゃ』なんて言っていた」と明かす。ところが今では老若男女、幅広い世代から愛される存在だ。
40歳まで青年会議所(JC)に所属していた小林は、「出張先で会う人に『茅ケ崎ってどこだ』って何度も聞かれた。でも今は『ああ、サザンのね』って分かってくれる。彼らが茅ケ崎をここまでにしてくれた」
サザンは永遠に消えるのか。ある日、突然帰ってくるのか。地元は意外と冷静だ。
「だって、息子も孫も大好き。まだ小さいけど、ひ孫もきっと好きになるよ。100年たっても、サザンは語り継がれるんだから」と、ツナ子はいう。
6月には桑田に手紙を返した。
「『あわてなくていいから、ゆっくり休みなさい。暇ができたら茅ケ崎に波乗りにおいで』ってね」
独特のハスキーボイスは、街の人々の心に響き続ける。
=敬称略
文と写真 国府田英之




