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【街物語】恩師が語るサザンオールスターズ誕生の秘話 (1/3ページ)
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JR茅ケ崎駅をおりて、こぢんまりした商店街を抜けると、砂浜が視界に広がる。まばらなサーファーに、ときおり、犬を散歩する人がいるだけ。だが、もうすぐ真夏。あでやかな水着に彩られた男女が、浜を埋め尽くす日は近い。
浜の名は「サザンビーチ」。そういえば、通り過ぎたのは「サザン通り商店街」だった。由来は言わずもがな。今年5月、突然の活動休止宣言をしたサザンオールスターズのリーダー、桑田佳祐(52)が生まれ育った茅ケ崎には、サザンの名にあやかった地名や場所が数多く存在する。サザンの歌詞にも、烏帽子(えぼし)岩、ラチエン通り…とローカルな固有名詞がたびたび登場する。
「地元のみんなもサザンが好きだし、サザンも茅ケ崎をものすごく大事にしてくれた」。桑田の中学時代の野球部の先輩で、商店街会長の小林健二(58)はそう語る。
平成12年8月。茅ケ崎公園野球場で、5万人超を動員した「茅ケ崎ライブ〜あなただけの茅ケ崎〜」が2日間にわたり行われた。有志の市民らが実現へ向けて5万人の署名を集め、市も腰を上げた。
「深夜、現場であと片づけをしてたら、桑田たちが来て『みんなありがとう』ってね」
伝説のライブは、官民総掛かりの“手作りライブ”だった。




