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【CD】ジェロ「カバーズ」 ロックと演歌絶妙な融合
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はっきり言って驚いた。米黒人演歌歌手として大ブレーク中のジェロが、演歌や歌謡曲の名曲をカバーしたミニアルバム「カバーズ」(25日発売)。こんな形で演歌とロック音楽を融合するとは全くの予想外だった。平成生まれの若い世代が日本の歌謡曲や演歌に興味を持つきっかけになるかもしれない。
今年2月にシングル「海雪」でデビュー、折り目正しい演歌を聴かせる実力派であることを証明したジェロ。本作では、演奏やアレンジにロック音楽の要素を取り込み、モダンに生まれ変わっている。
「氷雨」は、サンタナの「哀愁のヨーロッパ」風の艶(つや)やかなギターが炸裂(さくれつ)。五木ひろしの「夜空」ではドゥービー・ブラザーズの「ロング・トレイン・ランニング」とそっくりの軽快なイントロからロック調のビートで「♪あの子〜」。
さらにチョー・ヨンピルの「釜山港へ帰れ」では、元メガデスのギター奏者で現在、日本でタレントとして活躍している米国人マーティー・フリードマンが、イントロや間奏でギンギンのヘビーメタル・ギターを弾き倒す…。
それにしても、西洋の音楽であるロックの助けを借り、米国人の演歌歌手から演歌の良さを教えてもらうことになろうとは…。(岡田敏一)

