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【アルバム】コールドプレイ、3年ぶりの新譜 深淵で繊細な世界
欧米の音楽業界で今年最大の話題を集めている英バンド、コールドプレイの約3年ぶり4作目の新作アルバム「美しき生命」が6月11日に日本先行発売される。過去の作品よりややハードでロック色の濃い作品だが、卓越したメロディーや楽曲構成は健在だ。
2000年のデビュー以来、ビートルズの影響はおろか、米の黒人音楽の影響も全く受けず、欧州のクラシック音楽直系の高貴で繊細でリリカルなメロディーは、米黒人音楽をルーツとする従来のロック音楽とは根本的に異なる。
最新作はこれまでで最もロック色の濃い作風。U2の大傑作「ヨシュア・トゥリー」(87年)を手がけた鬼才ブライアン・イーノらがプロデュースを担当。深淵で繊細な音世界を構築している。
「人生万歳、あるいは死とそのすべての友人たち」という原題中の「Viva La Vida(スペイン語で人生万歳の意味)」はメキシコ人画家フリーダ・カーロの代表作から借用した。そのためかフラメンコ風のリズムの「哀しみのロンドン」や教会のパイプオルガンのサウンドを使った「ロスト!」など全11曲、聴き所満載。冒頭と最後をイーノらしい電子音でまとめるあたりもニクい。
ちなみにシングル曲は4月29日から1週間限定でバンドの公式サイトで無料配布された。(岡田敏一)

