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初夏に聴きたい女性ジャズボーカル ポリー・ギボンズ/ジャネット・サイデル

2008.5.12 08:10
「ドリス&ミー」のリニューアル盤(左)とポリー・ギボンズの「モーニン」(右)「ドリス&ミー」のリニューアル盤(左)とポリー・ギボンズの「モーニン」(右)

 気持ちのいい風の吹く初夏に、じっくり聴いて楽しめる女性ジャズボーカルの最新CDアルバム2枚を紹介したい。まずは2006年、英国BBCジャズアワードのボーカル部門で新人賞を獲得した、今年24歳の新星、ポリー・ギボンズの本邦デビュー作「モーニン」。

 ギボンズは06年10月に母国のレコード会社から「ホワッツ・ザ・リアル・リーズン」でCDデビューしており、本作は実質的に2枚目のアルバムになる。その卓越した歌声に魅了された日本人プロデューサーの熱意と行動力によって実現した録音はローマのスタジオで行われたという。

 若くして、人生の辛酸をなめ尽くしたかのような、ソウルフルでブルースフィーリングいっぱいの歌声に圧倒される。ペギー・リー「ブラック・コーヒー」、ビリー・ホリデイ「ドント・エクスプレイン」、レイ・チャールズ「ハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー・ソー」ほか、その道の先達たちが広めた名曲ばかり全12曲をカバー、熱唱している。

 もう1枚は、大ヒットした「マナクーラの月」以来、日本でもファンが増えてきているオーストラリアの歌姫、ジャネット・サイデルが01年にシドニーで録音し、翌年日本でも発売となったものの、ここ数年は入手困難が続いていた「ドリス&ミー」のリニューアル盤だ。

 ジャケットデザインが一新されただけで「センチメンタル・ジャーニー」「イッツ・マジック」など、アメリカが生んだ国民的スター、ドリスのレパートリーばかり全30曲をカバーした内容は同じ。ネットオークションでは1万5000円を超える価格もついていた、ファンにとっては垂涎(すいぜん)の1枚の復刻となった。(宝田茂樹)

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「ドリス&ミー」のリニューアル盤(左)とポリー・ギボンズの「モーニン」(右)
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