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【音楽】「軍人たち」日本初演 新国立劇場で若杉弘指揮
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新国立劇場(東京・初台)で5、7、10日、ドイツの作曲家、ベルント・アロイス・ツィンマーマンの「軍人たち」が上演される。上演至難なオペラの日本初演に若杉弘芸術監督が自ら指揮を執る。
「軍人たち」はツィンマーマンが18世紀後半にドイツで活躍したレンツの戯曲を原作に作曲。1965年にケルンで初演された。商人の娘、マリーが軍人との軽率な行動から娼婦、物ごいへと転落していく物語。
20世紀のオペラの傑作といわれる作品だが大編成のオーケストラ、3組のバンダ(別動のバンド)、ジャズバンドにスピーカーも使用される。17人の歌手に加え俳優やダンサーが必要とあってめったに上演されず、上演自体が世界のオペラ界の事件とされる作品だ。
若杉監督は「これは劇場が主催でなければできない作品です。オペラ団体が貸しホールで上演するのは無理。なかなか上演できない作品を取り上げ、日本のお客さんに接する機会をつくることも大事なことだと思っています」と語る。
好調な集客を続ける新国立劇場の今シーズンで最も冒険的な演目だ。演出はウィリー・デッカー。登場人物たちをオブジェのように扱って内容をはっきり提示する。ドレスデンで初演され、アムステルダムでも上演されて話題を呼んだ。
公演準備も周到にされてきた。歌手は1年以上前から準備を始め、オーケストラの練習も異例の1カ月以上前から行っている。「ベルクの『ヴォツェック』以後の最高傑作。バッハのコラール(賛美歌)からジャズ、現代の音楽まで、西洋音楽文化の蓄積を聴けますし、日本で上演されたことのないレンツの原作の内容もよく伝えています」と若杉は話していた。
問い合わせは新国立劇場ボックスオフィスTEL03・5352・9999。(原口啓太)

