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神戸のライブハウス「チキンジョージ」あす2年半ぶりに復活
神戸の老舗ライブハウス「チキンジョージ」(神戸市中央区)が5月1日、約2年半ぶりに復活する。ロックやブルース、ジャズなど多彩なジャンルのミュージシャンが熱いライブを繰り広げ、J−WALKや平松愛理ら数々のスターも生んだ名門。規模を縮小してプロを目指す若手たちの登竜門とする一方で、団塊の世代を中心とした中高年のアマチュアバンドにも開放する。代表の児島進さん(48)は「かつてロックなどの音楽に夢中になったオヤジ世代に、情熱を思いださせる場にしたい」と話している。
チキンジョージは昭和55年、児島さんの父が経営する神戸・三宮のキャバレー2階に誕生。憂歌団やハウンド・ドッグ、上田正樹、レベッカ、爆風スランプ…。有名バンドなどのステージが評判を呼び、瞬く間に関西を代表するライブハウスとなった。
平成5年にキャバレーを閉店し、規模を倍近く大きくした2代目チキンがスタート。しかし、軌道に乗り出した約1年後に阪神大震災に見舞われた。「再建は無理だ」。震災から4カ月後、児島さんが最後と決めて開いた更地での憂歌団の青空ライブに集まったファンの姿を見て、「こんな時でも音楽は必要なんだ」と、もう一度立ち上がることを決意した。
こうして誕生した3代目のチキンはさらに規模が拡大。立ち見なら800〜900人が入れるようになり、出演者は集客力のある人気バンドなどが中心のラインアップとなった。
「昔はプロを目指す地元の若手が『まずはチキンに出よう』と目標にしてくれた。ハコ(規模)が大きくなりすぎて、そんな夢を与えられなくなった」と児島さん。経営の苦しさもあり、マンションも備えた複合ビルに建て替えることにした。
5月にオープンする4代目は、規模を約150席程度に大幅縮小。集客力のない若手にも門戸を広げる一方で、児島さんが熱い視線を投げかけるのが自分と同世代から団塊の世代にかけての中高年層だ。児島さんは「団塊以降はみんな、若いころにロックに夢中になった世代。いくつになっても音楽は楽しめるはず。オヤジ世代はこのままくすぶらずに、昔の輝きを取り戻してほしい」と呼びかけている。
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オープニングライブは5月1〜3日、昨年結成30周年を迎えた人気フュージョンバンドのナニワエキスプレスが行う。チケットは完売している。