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【インタビュー】米シンガー・ソングライター トッド・ラングレン
■求められる新たなサウンド
フランク・ザッパやライ・クーダーと並んで、玄人筋から絶大な支持を集める米シンガー・ソングライター、トッド・ラングレン。先ごろ、ビルボードライブ東京(六本木)で来日公演を行った彼に、音楽トレンドや今後の活動などについて聞いた。(岡田敏一)
一聴すると、ビートルズやソウルの影響を感じるが、バックの演奏のコード(和音)が、歌と異なるメロディーを奏でるユニークな楽曲。とりわけ規則破りの和音進行を駆使したバラードは絶品だ。
そんな名曲の数々を、ソロと自身のバンド「ユートピア」名義で生み出してきた彼だが、最近の音楽傾向には懐疑的だ。
「時代を超えた名曲が年々減っている。ラップやヒップホップの大ブームによる音楽形態の変化が理由だが、ロマンを感じる楽曲が少ないね。しかし、ラップ系も最近飽きられている。聞き手は新しいサウンドを求め始めているのでは」
ソングライターとして評価するのはスティービー・ワンダーやエルビス・コステロ。「特にコステロは歌手・作曲家の双方で素晴らしい才能」と持ち上げる。
2005年には懐かしの米バンド、カーズの再結成に伴い自身がリーダーとして乗り込み“ニュー・カーズ”名義で全米ツアーを行った。
「観客はボーカルが僕だったから混乱してたよ(笑)。とはいえカーズはヒット曲も多く素晴らしいバンド。楽しませてもらった」
米では7月1日に新作アルバムが発売される。
「70年代後期のリアルなロック・サウンドに挑んでいるよ。日本でも早く発売してほしいね」

