ニュース: エンタメ RSS feed
【アルバム】哀歓奏でるエイナウディ (1/2ページ)
このニュースのトピックス:洋楽
欧州で活躍するイタリアの作曲家兼ピアニスト、ルドヴィコ・エイナウディ(52)がこれまでの集大成ともいえる2枚組のライブアルバム『光、溢(あふ)れる日々』(リスペクトレコード)で日本デビューを果たした。
ピアノ独奏といえば、アメリカの美しい自然を想起させるジョージ・ウインストンや、ロマンチシズムに彩られた演奏で人気を博したリチャード・クレーダーマンの名前が浮かぶが、エイナウディの演奏はこのふたりとはまったく異なる。その音楽には人生の哀歓や渋みがにじみ、聴く者を省察(せいさつ)へといざなう。あえてウインストンの名を挙げるとその違いをこう説明した。
「私がヨーロッパの人間だからかもしれませんが、彼の演奏は簡素すぎて物足りないように感じます。私にとって音楽とは、自分の複雑な内面を形にしたものです。もちろん複雑さを生で表現するわけではなく、聴き手とコミュニケートできるよう昇華させたものではありますが」
イタリアはトリノの出身。小さいころからクラシックに親しみ、ミラノ音楽院でルチアーノ・ベリオに師事した。


