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【輝interview】シンガー隼人加織 ビビッドなブラジルの音届けたい (2/2ページ)

2008.3.9 13:53
このニュースのトピックス関西ういーくえんど
デビューアルバム「pluma」のジャケットデビューアルバム「pluma」のジャケット

 原点に立ち返って、いろんなジャンルに挑戦していくうちに、メジャーデビューへの道が開けてきた。歌う上での“気持ち”も変わった。「歌っていて楽しいとか、気持ちいいとか、幸せな感覚。今はそれを感じながらステージに立っています」

 芸名を決めるときになって、あえて本名の「隼人加織」にすることを選んだ。「年をとっても、長く歌い続けていたい。飾らない自分のまま、長く続けていきたいって思ったんです」。その決意の表れだ。

 「日本に比べると、ブラジルは太陽に近い。色もビビッドなものが好まれる。『音』は言葉で表しにくいけれど、日本にはないカラッとした感覚、わくわく感。アルバムの14曲すべてにそれが盛り込まれている」という彼女。オリジナルの曲を増やしていきたいという希望を持つ一方で、「ブラジルにある、日本に知られていない名曲も紹介していきたい」とも。

 アルバムのタイトル「pluma」は日本語で「羽」。「まさに、はじまりにふさわしい言葉だと思います。わたしの心が切り取られたアルバムなので、いろんな人に届けたい」。大きな羽を背に、音楽界に飛び立っていく姿が楽しみだ。

 色紙に書いたのは、ポルトガル語の「Obrigado(オブリガード)」。「『ありがとう』っていう感謝の言葉なんです。このアルバムに詰まっている思いは、やはり『感謝』なんです。本当に『ありがとう』という言葉の意味を感じているから、この言葉を書きたいんです」。明るく話す中にも、自分の思いを話すときに、芯の強さが見える。

 「今までの出会いと別れにすべて感謝していますし、日本とブラジル、2つの祖国にも感謝しています。いろんな要素が重ならないと、私は今この場所に立っていない、ということを素直に喜べるんです」

 音楽界のスタートラインに立ち、まさに上り調子のときに、周りへの感謝の気持ちを忘れない、と思える素直な心に好感が持てた。

(文・広瀬一雄 写真・早坂洋祐)

 ■はやと・かおり 23歳。日本人の父とブラジル人の母を持つ。平成13年、16歳のときに「ORHA(オルハ)」の名前でデビュー、インディーズからアルバムをリリース、ラジオのDJとしても活躍した。今回リリースするアルバム「pluma」には、アントニオ・カルロス・ジョビンの「FELICIDADE」や「CORCOVADO」、イギリスのロックバンドColdplayの「SPEED OF SOUND」のカバー、オリジナル曲「GPIPE」「桜空」など14曲を収録。

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デビューアルバム「pluma」のジャケット

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