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【輝interview】シンガー隼人加織 ビビッドなブラジルの音届けたい (1/2ページ)
ブラジル人の母と日本人の父を持つ。今年、2008年は日本からのブラジル移民100年。その記念すべき年にアルバム「pluma」を26日にリリースし、メジャーデビューする期待の新人シンガー。「両方の要素を音楽で表現しようというのが一つのコンセプトです。古い曲だけではなくて、今のブラジルで聞かれている音楽の風味も取り込んで、まったくブラジルを知らない人にも、知っている人にも、新しいアプローチをしたい」と意欲を見せる。
ブラジルを代表するアントニオ・カルロス・ジョビンの曲をはじめ、シンガー・ソングライターのジャヴァンや、ロック・シンガー、レニーニの曲。そうかと思えば、椎名林檎を中心とする「東京事変」の「化粧直し」(ポルトガル語でカバー)やサザンオールスターズの「YAYA(あの時代(とき)を忘れない)」まで、さまざまな面を見せる。
だが、自身が「アルバムを聞いていただけるみんなとの、最初の出会いになる曲なので…」と力を込めるのが、作詞・作曲した「虹 〜arco ●ris〜」というオリジナル曲。日本語、ポルトガル語双方で愛を歌う。ブラジルイコール、ただ明るい、というだけでもない、透明な歌声、やさしい響き…。オリジナル曲(4曲)も、またカバー曲であっても、確かに「隼人加織」という“オリジナリティー”がそこにある。
日本で生まれ、5、6歳の子供時代をブラジルで過ごした。母が好きだったボサノバやサンバ、それから洋楽のテープをいつも聴いていた。「日本のJポップの曲はほとんど意識して聞かなかった」。一方で、アマチュアながら歌を歌っていた祖父に連れられ、いわゆる「懐メロ」もよく聞いた。
16歳のとき、インディーズからCDデビュー。ロックを歌っていた。3年間活動したが、「自分のやりたいこととは違うのではないか」と思い、いったん立ち止まったという。「どちらかというと『自由』とか、『苦しい』とか、自分の内面にある、重たい思いを歌うものだと思っていたんです。ずっとそれが『音楽』だと思っていた」

