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【MOSTLY CLASSIC】日本フィルが創造型ワークショップ (1/2ページ)
このニュースのトピックス:クラシック
■地域の小学校で創作 「シェエラザード」の世界目指す
社会の公共財産としての意味を問われているオーケストラ。コンサートと並行して、本拠を置く地域社会、学校に出向いての活動が各地で盛んだが、日本フィルハーモニー交響楽団は、自らが持つスキルやノウハウを子供たちに提供し身体表現や楽器を思い思いに使っての創造を行うユニークなワークショップを展開している。(谷口康雄)
2月26日、日本フィルのトロンボーン奏者、伊波睦は仲間の楽員3人と東京都杉並区立荻窪小学校に足を運んだ。
「シンドバッドの冒険のお話に出てくるバグダッドのお祭りをみんなで考えてみましょう」
ワークショップを運営、展開するファシリテーター(促進者)のリーダーを務める伊波は、子供たちにこう声をかけた。目指すのはリムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」の世界だ。
管楽器クラブに所属する4年生から6年生の26人は2つのグループに分かれ、木琴、大小の太鼓、シンバル、マラカスなどを手に、それぞれが思い浮かべる情景やイメージを表現していく。音や音楽で情景を描写、表現するサウンドスケープの手法だ。
楽器体験や演奏法などを学ぶクリニック、青少年オーケストラの指導といった従来型とは異なる創造型。子供たちは同区内在住のイラン人からペルシャの文化や生活を聞き、東京外国語大学の専門家からペルシャ語の手ほどきも受けた。
伊波らファシリテーターは発想のきっかけや、まとめの方向性を示唆するだけで、子供たちの自由な発想と創意工夫が形になるのを待っている。次回の10日で全体像がまとまるという。

