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バンドネオン 小松亮太デビュー10年 オリジナル曲に意欲 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:洋楽
国内では希少なバンドネオンを独学で体得し、高度な演奏で魅了する小松亮太がデビュー10周年を迎えた。過去の名曲を独自にアレンジし本場のアルゼンチンでも高い評価を得てきた第一人者。ここ数年は試行錯誤を繰り返しオリジナル曲の制作にも力を注いできた。節目を記念した新アルバムも自作曲のみでつくりあげた意欲作で「血と汗の結晶」だという。(安田幸弘)
父(ギター)と母(ピアノ)はタンゴミュージシャン。共演のために両親が誰かに演奏してもらおうと購入したバンドネオンに触れ、その面白さにはまった小松は14歳から本格的に弾き始めた。
象牙製の数十個のボタンを押さえながら、蛇腹(じゃばら)を押し引きすると音が出る。だが、国内には指導者がおらず、正しい弾き方が分からなかった。ボタンの配列もピアノのドレミ順のようには並んでいない。
難物だが、「それが面白かった。すべて自己流。まずは自分で勉強する癖が身に付きました」。
レオポルド・フェデリコら著名奏者が来日すると直談判し宿泊先のホテルで教えを請うた。
着実に技術を高め、平成10年にCDデビュー。国内のステージだけでなく、アルゼンチンで何度も公演を重ね、3年前に行った南米ツアーも各地でチケットが完売するほど反響を呼んだ。
現存する名曲を流麗に演奏し評価を得てきた小松だが、少しずつ「次は自分の曲を演奏して幸せだと思える瞬間がほしい」と思うようになったという。

